三重テレビ「ゲンキ!みえ!生き活きリポート」2010年10月3日放送

無農薬の野菜作りと、新しい作物『マコモ』を栽培!
さらに『マコモ』を縁に、伊勢と熊野のゲンキさんの橋わたし!

紀勢自動車道大内山インターを降りて車で15分。
かつて「伊勢の国」と「紀伊の国」の国境だったツヅラト峠の入口にあたる小さな山裾の集落、大紀町米ヶ谷。
ここに、荒廃農地の再生、熊野古道の保全で地域をゲンキにするグループ『米ケ谷・膳』があります!

『膳』がスタートしたのは約10年前。
ふるさとの大切な資産である熊野古道や遊歩道の保全にも力を注ぐと同時に、手入れをする人がいなくなった休耕田や放棄農地を借り受け、野菜や米作りに取り組んできました。

マコモ栽培は活動の大きなひとつ。
県下でもいち早くマコモに注目し、栽培をはじめた、まさにマコモの先駆者。
毎年収穫シーズンには、収穫体験会や料理教室も開催しています。

そして更なる活動。
同じく米ヶ谷で、特産品づくりで地域をゲンキにしようと活動する女性中心のグループ『たちばな会』と紀北町の『下河内里山を守る会(2009年7月29日放送)』のコラボレーションの仲介です。

『たちばな会』は同じ地区という間柄、『膳』が主催するイベントで毎回、お客さんに郷土料理をふるまってきました。
そして『下河内里山を守る会』は、『膳』にマコモの栽培法を教えてもらったことから付き合いが始まりました。

そこで『膳』が主催する『マコモ料理食事会』で、マコモを使った新しい料理を共同で開発してもらうため、2つのグループを引き合わせたのです。

伊勢の『たちばな会』と熊野の『下河内里山を守る会』、米ヶ谷の新鮮な野菜と、下河内のそば・・・。
ツヅラト峠をはさんだ2つの地域の交流・・・。

完成したのは、下河内のそば団子、米ケ谷の野菜がたっぷり入った、『ツヅラトけんちん汁』!

大紀町米ケ谷。
そしてお隣りの紀北町下河内。
険しいツヅラト峠をはさんだ二つの地域が、ふるさとを守りたい、ゲンキにしたいという思いから出会い、そして共に汗をかき、笑って、新しい可能性を見出しました!